マイケル・ジャクソンの話

先日、マイケル・ジャクソンが亡くなりましたね。 日本のTVで、早朝病院に運ばれたというニュースが流れたその前日の夜、私の夢の中に、 それはそれは美しいブルーの透き通るような光の玉が現れました。あまりの美しさに、目が覚めた後でも、 あの魂はどなたの魂かしらと思っておりました。

そしてTVのスイッチを入れたらマイケルの報道。 まだその時は死亡の確認はされていなかったのですが、 その途端なぜだか「あっつ!あれはマイケル・ジャクソンだ!」と思いました。 そして、それと同時に胸を締め付けるような悲しみが私を襲いました。 「さみしい。さみしい。」マイケルの叫びでした。私の心臓が破けてしまうのでは、と思われる位の寂しさ。 その後マイケルの報道を見るたび襲ってきました。

世界的なスターであるがためにマイケルハ寂しかったんだなあ、スターって意外と孤独なんだ。 しょうがないじゃん、あきらめなさい。そして天国に行ってください。 マイケルに向かってそう話かけていました。

それから何日か後、アメリカでマイケルの葬儀が(日本では深夜)あるという日の夕方、 また激しく強いメッセージが来ました。そのメッセージは

「一人でもいいから、誰か僕のために、涙を一粒流して。」

私は不思議に思ってマイケルに問いました。

「今夜貴方のために世界中のファンが涙を流すよ。皆本当に貴方を愛してるよ。」

するとマイケルは

「皆が泣いてくれるのは、ステージの上のスターのマイケル・ジャクソン、ステージを降りた本当の僕を皆知らない。 ステージの上の僕は自分でも満足のいく完璧なマイケル。でも一歩ステージから降りれば、弱虫で自信の無い、 鏡に映る姿さえ嫌いな僕がいる。でもこれが僕なんだ。

その僕を知って愛してくれる人は誰もいない。スターのマイケルは僕がステージの上で作り上げた「芸術作品」なんだ。 本当の僕はここにいるんだ。お願い。誰か僕を見て。僕のために涙を流して。」

もうその声は悲痛なくらいの叫びでした。

しかし、申し訳ないけど私は冗談抜きで、そこまでマイケル・ジャクソンのファンというわけでもなく、 可哀想とだとは思うが、薄情と思われてもしかたないがどうしても涙までは出ない。

そこで、こんな変な話でも聞いてくれるかもと思える人達、6人位の人達にTELしました。

皆さんすばらしいです。電話の時点で皆さん泣いてくださいました。 そこで、夜、寝る前にもう一度、マイケルに向かって「私はステージから降りた弱虫の貴方も全て愛していますよ。 気付いてください」そう言って涙を流してください。と頼みました。

その夜私はまた、素晴らしい夢を見ました。真っ白い大きな翼が背中にある白く輝く天使が現れました。 その人は自分のことを大天使ミカエルと名乗りました。 日本の神様はよくお目にかかっていましたが、西洋の神様は初めてです。 その美しさに圧倒されました。

そしてその両手で大事そうに抱いている、背中に小さな羽の生えた、よく壁画でお目にかかるエンジェル。 そのエンジェルがマイケル・ジャクソンだと言われました。

マイケルがちゃんとお仕事を終えて、私の許へ帰ってきました。 ありがとう。そうミカエルが言われました。

ミカエルの話では、マイケルは天使の魂のままで人間として生まれたのだそうです。 そしてあまりにも魂が美し過ぎるがために、自分にも常に美しさを求め、どうしても妥協することが出来ず、苦しみ、 またそんな弱い自分を嫌っていたのだそうです。

自分自身が自分のことを愛せないため、人を信じることが出来ず、最後の最後まで寂しさに押しつぶされそうな思いを抱えていたそうです。 でもこれこそがマイケルの仕事だったみたいです。

世界中の地位と名誉と財産を手に入れたマイケルが、 それでも最後まで手に入れることが出来なかった「彼自身への愛」。 あまりの寂しさの中死んでいく時に、世界中にあの「張り裂けそうなさみしい」というメッセージを一気に発信しました。 それは一瞬の内に世界を駆け巡ったそうです。

実は、どんなにお金を手にしようとも、どんなに地位を手にしようとも、幸せにはなれない。 本当の幸せは、たった一人でもいいから裸の自分をそのまま受け入れてくれる人がいること。 彼はそのメッセージを伝えるために、辛い孤独なスターの道を選んだのだそうです。

インドで誰に見取られるでもなく死んでいく人々を救おうと、マザーテレサが行ったこと。
それは死んでゆく人の命を救ったのではなく、たった一言、 「貴方が生きていたことを私はちゃんと知っていますよ」と声をかけて、人々の魂を救うこと。

マイケルは死に逝く瞬間、マザーにも会えない、インドの死に逝く人々よりも苦しい人生をあえてえらんだのです。

「愛」が無くなっていっているこの現代に、物ではなく本当の「愛」を気付かせるのが彼の仕事だったそうです。

彼は十字架を背負ったキリストと同じだったそうです。

しかし、人として最後まで生きたマイケルはお仕事を終えたらすぐミカエルの許へ帰ってくるはずだったのに、 生きていた時の記憶があまりにも辛く、忘れられず、それが彼を地上に引き止めていたそうです。

しかし、皆の涙で天国に帰っていきました。 今はとても幸せそうです。

私に起きた不思議な話です。

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スピリチュアルカウンセラーYUMI